津谷祐司つたにゆうじ
最終更新:2015-03-10
株式会社ボルテージ
代表取締役会長 - 1963年 / 福井県出身
1963年、福井県生まれ。1985年、東京大学工学部都市工学科卒業後、博報堂に入社。以来11年間、主に企画・制作、空間プロデュースの仕事に従事する。在職期間中の1993年からの4年間、UCLA映画学部大学院に私費留学。監督コースで映画製作に携わる。1999年、博報堂を退職し、携帯コンテンツ会社・株式会社ボルテージを起業。代表取締役に就任。世界初の携帯ネット対戦ゲーム「バトル東京23」でMCFモバイルコンテンツ特別賞を受賞するも、4期連続の赤字に苦しむ。この間、UCLAの卒業作品を完成させ2002年に卒業。その後、ネットの特性と「映画」「広告」からの学びを生かし、電子書籍サイト「100シーンの恋」、音楽サイト「歌詞で胸キュン」、ゲームサイト「恋人ゲームシリーズ」などでヒットをとばす。監査法人トーマツが主催する企業成長率ランキング「日本テクノロジーFast50」を2006~2009年と4年連続受賞。2006年度の売上成長は国内16位。自らが監督した映画・DVDに『Wanna be FREE!東京ガール』『100シーンの恋』、著書に『なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか』(PHP研究所)、翻訳に『映画監督術』(フィルムアート社)などがある。一級建築士。
(http://case.dreamgate.gr.jp/mbl_t/id=1078より)
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InterviewWatch 登録日: 2015/03/10
2010年上期に国内の株式市場に上場した企業数はわずか12社。そのうちの1社、6月に東証マザーズ市場に上場したのが、「恋愛」と「戦い」をテーマに女性向け携帯コンテンツを提供しているボルテージだ。同社を起業した津谷祐司氏は、映画監督になる夢を実現するため、UCLA映画学部大学院で学んだ本格派。そんな津谷氏が、映画で培ったすべてのノウハウを注ぎ込んだ、オリジナル・携帯コンテンツには、簡単には真似できない共感を生み出すドラマがある。そんなボルテージが目指す未来とは……。「感覚として、すでに国内ターゲット層の半分くらいは獲得しているので、そのうち天井がきてしまう。なので、英語版、中国語版など、海外展開にも挑戦していきたいですね。映画は定期的につくっていきたい。長い歴史を持つ映画界には、ドラマのつくり方を始め、タレント事務所との交渉術、マスメディアへの活用方法など、学ぶことはまだまだありますから」。今回はそんな津谷氏に、青春時代からこれまでに至る経緯、大切にしている考え方、そしてプライベートまで大いに語っていただいた。

書籍「胸キュン」で100億円が話題に。女性向けスマホ恋愛ゲームを仕掛ける津谷氏の幼少時代から、現在(取材時)に至るまで、人生の軌跡をまとめたかたちのインタビュー。
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